こんにちは、タイマッサージ・ピンディです。
先日、生徒さんから力を抜くことについてのご質問をいただいたので、そのことについて、こちらでも書いてみようと思います。
ご質問いただいたのはこういった内容です(要約してます)。
「施術を受けるのに力を抜いたほうが効果があると思うんですけど力が入ってしまう場合どうしたらいいのでしょうか?」
これに関しての僕なりの返信内容は下記のとおりになります。
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力が抜けない方は抜けないですよね。ご質問に書いてあったとおり、力を抜いてもらったほうが施術するのも楽だし効果も高いように思います。
でも、「力抜いてくださいね」とか「脱力しまーす」みたいに声をかけても実際に力が抜けない人のほうが多いですね。
そんなときに僕がやるのは、たとえば肩を動かしたい時は、しっかり動かしていく中でたまに軽くゆするようにリラックスさせるようなイレギュラーな動きを入れてみるとか、呼吸を誘導しながらあえてゆっくり大きく動かすとか。
でも、力が抜けないことのほうが多いですね笑
そんな時は力が抜けないことをあまり気にしないで施術しています。施術を受けている方のほうが気にされていると思うんですよね、力が抜けないのを。
だから、それを否定するようにあれこれやり過ぎるよりは、力が抜けないことを受け入れてしまって、その中で最善を尽くせるのがいいのかなと思っています。そうして無理のかからない施術をしていると、そのうち相手もリラックスしてきて少しずつ力が抜けてくる事があるんですよね。
なので、ストレッチとかは急な動作は避けて、指圧もじんわりゆっくりと圧をかけるとか、安心感のある施術を心がけてみるといいと思います。
そしてこれは施術を受ける側にも言えることなんですよね。力が入っちゃうのは当たり前のことだと受け入れてしまうのがいいと思います。意識しちゃうと余計に力が抜けないですからね。
なんというか完全に精神論みたいになっちゃいますけど、こうあるべき(力を抜くのが正しい)っていう思い込みを捨てて、今の状況を受け入れるのが力が入ってしまう人への、僕なりの対処法になります。
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ある程度経験をつんでくると「こういう場合にはこうする」みたいに考えることも多くなってくると思います。もちろん悪いことではないです。その状況に対応できるスキルを持っているということなので。
ただ、それがすべてになってしまうのはやっぱり良くないですよね。同じ症状の人全員にもれなく当てはまる状況はなかなか多くはないことですので。
自分の考える最適な手技と相手の身体の状態が合わないことがあるのは当たり前のことですし、そこに早く気付いて次の手に出るのも大事なことなので、特定の手技に対するこだわりは持ちすぎないのがいいのかなと思います。
もしそこで、次の手がわからない、もしくは持ち駒がない時には、ただ相手の身体にしっかりと向き合う。それでいいと思います。というよりもそれが大事だと思います。
「相手が少しでもスッキリリラックスしてくれたらいいなぁ」
純粋にそんな気持ちで向き合えたら、より良い施術になると思います。自分の技術や考えを見せつけるために施術しているわけではないですからね。
長々と書いてしまいましたが、ご相談くれた方がこういったタイプというわけではありませんので笑
同じように力が抜けないことへ悩みのある方や、こだわりの強すぎる方への何かのご参考になりましたら幸いです。
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