タイ北部伝統木槌トークセンで強い圧を入れるには

こんにちは。Thai massage Pindi です。

今回は、トークセンを使用する際にしっかりとした圧の入れ方についてのアドバイスになります。

前回、トークセン(木槌 コーン)の持ち方としてブログを書きましたが(トークセンの持ち方)、中にはこんなことを思った方もいるかと思います。

「重心近くを持つと、遠心力とかヘッドの重さを使いづらいから強く叩けない…」

確かに、そのとおりです。強く叩くには、ヘッドから遠いグリップを握ったほうが有利です。間違いないです。

ただ、トークセンを使って深部にしっかり響かせるのに、必ずしも強く叩く必要はないんです。

僕自身、実際の施術でも強く叩くことはそんなにないと思います。もちろん強い刺激を与えないっていう意味ではないですよ。

身体の厚い部分など、深くまで届くようなしっかりとした刺激を与えたい場合はありますから。

では、どうすればしっかりとした強い刺激を与えることができるのでしょうか?

それは、コーンではなくて、杭(以下リム)を当てる力を強くすればいいんです。

深部に届く強い刺激を与えたい場合には、リムをしっかり押し当てて叩きます。

この辺は実際に試すのが一番だと思います。

  1. リムを軽く押し当てて、普通に叩く
  2. リムをしっかり押し当てて、普通に叩く
  3. リムを軽く押し当てて、強く叩く

この3パターンで一度ご自身の太ももなどを叩いてみてください。

おそらく、2番が一番強く深く、3番は思っていたほど強く響かないのではないでしょうか。

トークセンでは、軽めの圧も強めの圧も、基本的にはリムをしっかり押し当てて叩いていきます。

この辺がわかっていると、トークセンでの施術で、圧の微調整がしやすくなってきます。

リムをしっかりと押し当てて叩けば、強い圧を入れることができるとわかっていると、そこまで強く叩く必要がないので、リラックスして、コーンを振ることができるんですよね。

無意識とまではいかないまでも、ただの木槌振りマシーンになるというか。

そうすると、両手に向いていた意識をリムの方に集中できるので細かいワークがしやすくなると思います。

もちろん、骨の近くや繊細な部分を施術するときには、リムを押し当てる力を軽めにしますので、ちょうどいい押し付け具合をご自身の体で探していただけたらと思います。

ということで、今回はトークセンでしっかりとした圧を入れる方法について書いてみました。

「これじゃなきゃ」っていう絶対的な正解はないので、ぜひ、いろいろ試してみて、一番無理なく楽に施術できるやり方を見つけていただけたらと思います。

もし、「もっと詳しく聞きたい」「直接アドバイスを受けたい」などありましたら、スクールメニューの「カスタマイズコース」にてお受けいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。→スクールメニュー

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