タイ北部伝統木槌トークセンの持ち方

こんにちは、タイマッサージ・ピンディです。

今日は、トークセンを使ってはいるけど、手が疲れてしまってイマイチ使いづらいという方向けのアドバアイスを書いてみようと思います。

まず今回は、「トークセン(木槌 コーン)の持ち方」についてです。

ぱっとトークセンの木槌(以下コーン)を渡されたら、普通この辺を持つような気がします。

握りがついてるので、これが自然だと思います。

ですが、これが間違っているっていうことはないんですけど、手首の力が弱い方がこの握り方で長時間叩くのは疲れてしまうかもしれないです。

では、どこを持てば長い時間叩いても疲れづらいかと言うと、重心の取れる位置近くになります。

このコーンですとオレンジのあたりになります。

実際に握るとこのような感じです。

他のコーンですとこのような感じです。

ヘッドの重さを使って叩きやすいように、重心より少し後ろに(画像で行くと右側)中指がくるように持ちます。

ではなぜ重心のきている位置を持つと疲れないのでしょうか。

これは、なにか長い棒を持つのを想像してもらえるとわかりやすいのですが、例えば長い物干し竿を持つとき、棒の真ん中を水平に持つと楽に持てると思います。

そしてそのまま端の方を持つとかなり重くて持ち上げられないと思います。

では端の方を掴んで楽に持つにはどうすればいいかというと、棒を立てて持てばいいんです。端の方を持っていても楽に持てると思います。

これはもちろん、重心の位置が変わったからです。

コーンは物干し竿ほど長くないし、重くもないのでどこを持っても同じかと思いがちですが、何百回何千回とコーンを上げ下げして叩いていると意外と疲れって溜まってくるんですよね。

なので、なるべく手に負担のかかりづらい位置を持つのって大事になってきます。

無理のない位置を掴んでコーンの重さを利用して無理なく叩く。

これだけで手にかかる負担は大分軽減されると思います。

ちなみに、こちらの小さめで軽いコーンの場合は少し違ってきます。

重心寄りの位置で持つと逆にコーンの重さを利用しづらくなるので、このコーンなら普通に柄の部分を握ったほうが無理なく叩くことができます。

このように小さめな軽いコーンは例外ですが、大きいコーンや重いコーンを使用していて手が疲れる場合に、持つ位置をいろいろ試してみるのもいいのかなと思います。

ただ、手が小さくてヘッド部分が持ちづらい場合には無理せずつかめる位置を握るのがいいと思います。

もちろん、これが誰にとってもベストということはないです。みなさんが教わった先生やスクールのスタイルがあると思うので、ご自身でしっくり来るスタイルで行うのが一番だと思います。

でも、少しだけ何かを変えることで楽に施術できるようになったりもする事もあるんですよね。トークセンに限らずタイマッサージにしても絶対的な正解はないですからね。

なので一つの物事にとらわれず、いろいろとトライしてみるのがいいと思います。

ただし

「相手の身体を壊さない(傷めない)」

「相手を怖がらせる(不安にさせる)施術をしない」

絶対的なルールとして、これだけは必ず守って安全な施術を心がけていただきたいと思います。

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