タイマッサージの特徴(SENのお話)

こんにちは。タイマッサージ・ピンディです。

タイマッサージと他のマッサージの決定的な違いは、SEN(セン)の存在です。センは、タイマッサージスクールでエネルギーの通り道などと表現されたりしていますが、このセンの通りを良くしていくのがタイマッサージなんですね。

ここで言うタイマッサージで扱うエネルギーは、外から受け取るようなエネルギーではなく、体外に出ることなく、体の中を循環しているエネルギーになります。

おヘソからスタートし、枝分かれを繰り返し体の中に張り巡らされているセンは全部で約72,000通り存在し、その中をエネルギーが行き来している状態です。タイマッサージで言う健康な状態とは、センの中をエネルギーがスムーズに行き来している状態のことを言います。逆にこの流れが滞ることで体に不調をきたしてしまいます。

センは、筋肉同士の間や骨に沿って走行していることが多いので、筋肉のコリや張りにより圧迫されてその流れを詰まらせ、滞らせてしまうことがあります。

なので、タイマッサージでは筋肉のコリや張りを指圧やストレッチでほぐしていきますが、それはセンの道筋を整える目的のための手段の一つなんですね。

  • センの通りを良くして流れをスムーズにする(目的)
  • そのために指圧やストレッチでコリや張りをほぐす(手段)

エネルギーの流れをスムーズにするためにコリや張りをほぐす。

だから?って感じですよね。

でもこれってすごく大事な考え方なんです。

例えば肩コリのお客様がいらして、肩のコリに集中してほぐしたとします。もちろん、これでもお客様は満足してくれるかもしれません。でもタイマッサージ的にはもっとやれることがあったんじゃないかなって思ってしまいます。

肩のコリもですけど、そこにつながるセンの流れをスムーズに整えることができれば、その後さらにスッキリできたかもしれないし、他のマッサージを受けたときよりも効果を長持ちさせることができたかもしれないです。

タイマッサージは効果が長続きすると言われる要因の一つはこのセンの整備にあると思います。

大きなしっかりした流れの川は、多少のゴミはそのまま流して、流れが滞ったりしないですが、逆に、細い小さな川は少しのゴミで詰まってしまい、すぐに流れが滞ったりしてしまいますから。

ですので、不調箇所につながるセンを流れのスムーズな「大きな川」にしてあげることで、ゴミ(コリ)を溜めないようにする。それがタイマッサージの良さであり、タイマッサージらしさなのかなと思います。

少しごちゃごちゃ書きすぎてしまったのでまとめると

  • 最終目標:元気で笑顔(これが一番です!)
       ↑
  • タイマッサージで目指すところ:エネルギーがスムーズに流れる健康な状態
       ↑
  • そのために:センの滞りをなくす
       ↑
  • 実際にやること1:センをブロックしている筋肉のコリや張りをほぐす
    実際にやること2:気持ちの良いマッサージでリラックスしてもらう(リラックスしてもらうことで体の余計な力が抜けるので)

こんな感じでしょうか。

「体の中を循環するエネルギーを、滞りなくスムーズに流れるようにする」

この意識を持っているだけで、タイマッサージはより効果を発揮するように思います。

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