先日タイ人の圧について書かせていただいて、日本の生徒さんからご質問等していただけたのでもう少し詳しく書いておこうと思います。

以前韓国の生徒さんとITMで話しているときに、日本人は優しいマッサージが好きだから少し物足りないと言っていました。
確かに欧米の方たちも皆さん強めが好きなので日本人が少し特殊なんだろうなとも思いました。
もちろん日本人でも強押し好きな人はたくさんいますが、強すぎるのが苦手という人も多い印象です。

よく生徒さんにどれくらいの圧で施術したらいいのかわからないと質問を受けることがあるのですが、その時は「自分がされて気持ちいいと思う圧で施術したらいいですよ」と答えています。

圧の好みは人それぞれなのでそれで満足しない方ももちろんいますし、相手に合わせて圧を変えて施術するのが基本です。
でも、ベースとしている圧やストレッチの伸ばし加減は自分の好みを基準にすることが多いです。

手技の内容にしてもそうです。
自分が受けたい手技をベースに組んでいます(症状や時間を考えてそのベースに手技をプラスしていきます)。

どういうことかというと、シンプルに自分と感性が近いお客様にたくさん来てほしいから。

もちろんお金をいただいて施術する以上お客様に満足していただくのが大切ですしそうあるべきだと思います。
ですが自分自身が無理をして、自分の実力以上のことを頑張っても、揉み返しや筋を傷めたりのリスクも多くなります。
特にタイ古式を始めたばかりの方にこの傾向が多いように感じます。

大事なお客様相手に無理をするのは避けるべきです。

それよりも、「自分がベストと思う施術」を気持ちいいと思ってもらって、また来たいなと思っていただける。そんな自分の感性に近いお客様が来てくれるお店。

きっとその方がお客様自身も居心地よく感じてくれるんじゃないかなと思っています。

少しずつ経験を重ねていけば基礎力も上がりできることも増え、よりお客様に寄りそえる満足のいく施術ができるようになります。

もちろん現状に甘んじるのは成長を止めてしまうので、もし施術が思うようにいかず悔しい思いをしたなら勉強や練習を重ねて自分の力をつけていく努力は必ず必要ですけどね。

タイ古式を始めたばかりの人はいろいろと悩んだり迷うことも多いと思いますが、練習も実践もぜひ楽しんで施術していただけたら嬉しいです。

自分自身が施術を楽しめるからこそ相手もリラックスして笑顔になってくれる。

相手との距離感の近いタイ古式マッサージは、良くも悪くもこちらの気持ちが相手に伝わりやすいと思うのでしっかり楽しんでいけたらいいですね!

関連記事

  1. お勉強週間 3.ハーブ製品作り

  2. おすすめの筋肉本と使い分け

  3. アイコンタクト

  4. 舞台観劇

  5. ラージャヨガが気になる

  6. ヨガフェスタ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。