タイマッサージの正しい姿勢

こんにちは。タイマッサージ・ピンディです。

スクールでタイマッサージを教えていて、最初に気にかけるところが姿勢になります。

タイマッサージに慣れていないと、強く押そうと力が入るほど姿勢が崩れやすくなってきます。基本的にはご本人が楽に施術できる感じで良いのですが、無理な力が加わると指や手首を痛めやすくなってしまいます。

例えば、仰向けに寝ている相手の足元に正座して、両方の足裏を同時に指を使って押す場合に、よくある間違いでは、肘を曲げて肩が前に出るというのがあります。前に前に押そうとする感じです。

体重を使って押す。その意識があって前に体重を乗せようとしてそうなるのだと思いますが、思った以上に強くは押せないと思います。

この姿勢ですと体重を一旦腕の力で支えて、それを指に伝える形になるので、力の伝達の際のムダが多くなり疲れやすいですし、それに、指にも力が入りすぎてしまうので指を痛める原因にもなりやすいです。

では、どうすればしっかりとした圧で押せるのかをアドバイスすると、肘をまっすぐ、腕を一本の棒にして肩からの力を指に伝えるように押すという感じになります。

ただ、このアドバイスをすると、肘をまっすぐに突っ張ろうとして肩にも力が入り過ぎてガチガチになってしまう事もあるんですよね。

これはこれで良くないです。ムダな力は極力避けたいので。

そこで意識していただきたのがキレイな姿勢です。

横から客観的に見た時に美しい姿勢。これが理想の形だと思います。

施術を誰かに披露するわけではないと思うので、見た目を意識する事も少ないと思いますが、キレイな美しい施術ってすごく大事です。

ですので、一度ご自身の施術姿を鏡や窓に映して見てみるとか、撮影してみるのもいいかもしれないです。

タイマッサージは慣れてくると流れるような美しい施術ができるようになります。ぜひそんなシーンを想像しながら理想に近づけるように練習してみてくださいね。

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