大事にしていること

施術をする上で心がけていることや大切にしていることはセラピストによって様々だと思います。
僕自身が一番心がけていることは相手を大切に丁寧に扱うということ。

手技をなんとなくこなすのではなく、相手の体のどこに効かせたいのか、どの筋を伸ばしたいのかをしっかり考えて一つづつを丁寧にこなしていく。

そして、相手の体をとにかく丁寧に扱っていく。

可能な範囲で最大限丁寧に扱っていきます。

人から丁寧に扱われて嫌に思う方っていないですよね?

ほんとにちょっとしたことなんですけど、体を動かす時に相手の体を雑に扱ったり、触れる時にバッと触ったり。ストレッチの時に急な動きで圧をかけてしまったり、脚を伸ばすときに膝がガクッとなったり。

相手の体を大切に扱う意識があればそうはならないだろうなと思うシーンは実際に施術を受けていても多々あります。
その辺は練習中も同じです。

相手の体をパシパシ叩くような感じで手技の手順を確認したりとかされると少し残念に感じます。
練習とはいえ体を貸してくれている人への感謝が足りないなと。

もちろん講習を行うときもそうです。

講習モデルをしてくれている人の体を雑に動かしたり、雑に置いたり。
僕自身そうならないように常に注意しながら講習を行っています。

普段から相手を丁寧に扱えない人が本番でちゃんとできるわけがないんですよね。
特に疲れてきた時にボロが出るというか。

ただ気をつけてもらいたいのが、丁寧さにこだわりすぎて動きがスローモーションになってしまったり、キープが長すぎたりといったことにはならないようにしてほしいと思います。
僕自身が以前言われたことなんですが

「ゆっくりやって丁寧なのは誰でもできる。それなりのペースで丁寧にできるのが上級者だ」と。

ほんとそうですよね。
ペースが遅くなりすぎてしまえばやれる手技数も減ってしまうし、キープが長すぎれば人によってはしんどく感じて逆に疲れてしまいます。
僕自身も常にこの言葉を頭に置きながら丁寧な動きを心がけて施術しています。

そしてもう一点、相手から目線を外しすぎないということ。

ストレッチや圧を加えたときの相手の表情や体のちょっとした変化から得られる視覚情報って結構あると思います。
せっかく視覚からも受け取れる情報があるのにそれを使わないのはもったいないなと思ってしまいます。

それと体は目線の方向に引っ張られてしまうことも多いので、軸がブレやすくなってしまいます。
特に初心者の方にこの傾向が強いです。

だからといって相手をガン見しろというわけではなく、可能な範囲で相手を注意深く見ながら施術したほうが適切なストレッチや圧を加えることができると思います。

軸がブレない安定した施術は、相手の体をより丁寧に扱うことができるのでしっかりと心がけていきたいところです。

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またいつも通り長い文章になってしまいましたが僕が心がけていることや、講師として教えている中で気になったことなどを書かせていただきました。

治療家的に上に立つのならその限りではないかもしれませんが、相手と寄り添うようなセラピストを目指すなら、どんな時でも相手の体を最大限にリスペクトしてとことん丁寧に扱うことをおすすめしたいと思います。

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